【マライア島】大自然の島で自分だけの絶景を見た
こんにちは、たくです。
この前オーストラリアのタスマニアのすぐ側にあるマライアアイランド(Maria Island)というところに行って来ました。
その島は自然がとても豊かで、登山ができたり野生のウォンバットがいることでも有名な島です。
タスマニア自体が島なのにさらにまた島に行くなんてどんだけ島好きなんだよというツッコミは置いておいて、その島が自然100%でとても綺麗だったので紹介したいと思います。
ちなみにこの旅の目的は3つ。
・野生のウォンバットに会うこと。
・カフェオレを見ること。
・登山をして山頂からの絶景を見ること。
マライア島に滞在できる時間は約7時間。
予想では帰りのフェリーの時間ギリギリになる予定でした。
さぁ全て達成できるのか。
それでは〜〜
レッツ〜〜〜
ゴーひろみ!
ん????
アクセス
(地図では「マリア」になっていますが「マライア」って発音するような気がするのでここでは「マライア」でいきます)
マライア島はホバート付近にあるトリアバンナ(Triabunna)という町からフェリーで行くことができます。
フェリーはだいたい片道40分くらいで、料金は往復で大人一人$40(約3400円)でした。もし行く際には、オンラインサイト(Encounter Maria)からフェリーを予約する必要があります。
ちなみに、決まってるフェリーの時間から選んで予約することができますが、時間厳守なので、しっかり確認して気をつける必要があります。
フェリーはこんな感じのフェリーです。
大きすぎず小さすぎずで、対して揺れなかったので船酔いもしませんでした。
中には椅子が並んでいて、売店もありました。
マライア島。いざ上陸!
マライア島に上陸すると最初の景色はこんな感じになってます。
左の大きい建物が目立ちますが、早くも”自然”って感じでした。空気もとても綺麗で気持ちよかったです。
上陸して初めてみた動物はこいつでした。
なんの鳥!?
よく分かりませんが大きかったです(笑)
そして、なんと
さっそくではありますが上陸したすぐ近くの場所に野生のウォンバットちゃんが迎えに来てくれていました。
あらかわいい!!
でもウォンバットちゃんの表情を見ると
迎えに来てくれたというよりは
僕たちがウォンバットちゃんの住処にドカドカとお邪魔したという感じですねどうやら。
ああ、ごめんなさい。と思いつつも、少し触ってみると毛は硬かったです。でもこんなに大きいのに歩くのはノソノソとゆっくりお尻を振りながら歩いててめちゃくちゃ可愛かったです。飼いたくなりました。
初ウォンバットで興奮していると、ウォンバットに詳しい人が通りかかって、たまに噛むから触らない方がいいよと言われました。
このおとなしそうな見た目で噛むの!?と、ちょっと驚き。
とにかくわずか10分足らずで1つ目の目的を達成しちゃいました。
本当はもっとゆっくりウォンバットと絡みたかったんですが
マライア島に上陸した瞬間から時間との戦いが始まっていますので、ウォンバットちゃんとは早々にお別れしました。
とりあえず次のミッションは、自転車を借りることです。
借りる場所が分からなかったのですが、なんとなく歩いてたら何軒か家が建っているところを見つけ、そこの一番右が自転車を借りれる場所でした。
ちなみにマライア島はキャンプしたり泊まることもできます。この家たちはそのための施設になってます。
自転車はオンラインで予約するとスムーズにいきますが、当日でも借りることができ、大人一人$33(約2500円)でした。
高すぎる!!!
しかも貸してくれる自転車はたいした自転車じゃありません。
でも自転車を借りることで移動時間を短縮することができるので、止むを得ず借りることにしました。
まぁそんなことを言っている暇はないのでさっさと目的地へ向かいました。
カフェオレ
自転車を借りて最初の目的地は「カフェオレ」です。
おいちょっと待て。ブログの最初からカフェオレカフェオレって「カフェオレ」ってなんぞや?って話ですよね。
実はこのマリア島の観光スポットの1つがカフェオレっぽいので、僕が勝手にそう呼んでいるだけなんです😂
その場所の正式名は【Painted Cliffs】です。
名前からして、なんとなく芸術っぽいですよね。
その場所は、先ほど自転車を借りた場所から約10分ほどで着きました。
が!!!!!
道中で問題発生しました。
それは
坂道が多い上に急すぎる
という問題です。
え、ちょっとまって?さっき$33払って自転車借りたけど、ものの5分もしないうちに僕自転車降りて手で押してますけど???
最初のうちは、せっかく借りたしがんばって漕ごうと思ったんですが、すぐに体力の限界がきて諦めました。
しかし、だからと言って返すのも勿体無いので
島全体がこんな坂道だらけじゃありませんようにと願いながら、やっとの思いで目的地に到着。
ちなみにかかった時間はほんの10分程度。既にやっとの思いでとか言ってるあたりどうやら雲行きは怪しいです。
さっそく自転車を置いて、目的地に向かうと目の前にこんな景色が。
くぅ〜素晴らしい!!!
青い空、白い砂浜、透明な海、そして僕照らす太陽(きつい)
この綺麗な景色を見た僕は完全復活しました。
そしてもこの場所から左を見ると、そこにカフェオレはありました。
どん
そうです。この真ん中にあるのが、僕が言ってるカフェオレです。
実際に見るととても綺麗だし不思議でした。
岩がすごい形に削れていたり、いろんな色したり。
なんか蜂の巣みたいな気持ち悪い形の岩もありました。
せっかくなので、適当にでっぱってる岩に座ってパシャり。
ほ〜インスタ映えですね。
海も綺麗だし天気もいいから、めちゃくちゃ気持ちよかったです。
ちなみに、ここに立ってる僕に「今どんな気持ち?」と聞いて見たところ
返事がこう返って来ました。
「グー👍」
どうやらすっかり自転車事件のことは忘れて元気そうでよかったです。
はい。
くだらない茶番は置いておいて、こことはお別れして次に向かいます。
険しい道の先にある絶景
次の目的は山頂からの絶景です。
事前に調べてた時にどうやら絶景を見れる山があるということだったので、せっかくだし時間的にもいけそうだから登山に挑戦してみようと考えていました。
登る山の名前は【Bishop and Clerk】。これまた有名な観光スポットです。
カフェオレから登る山に向かって自転車を走らすこと約20分。再び自転車に苛立ちを感じながらふもとまで着くと、既に絶景を眺めることができました。
一歩踏み外したらその先は「死」ですが、とても綺麗な景色でした。
本当に360度見渡すと全てが自然で、空も海も山も直で体感することができました。
既に山頂なんじゃないと思いましたが、ここから約二時間の道のりを進まなければ行けませんでした。
僕が目指す山頂はここ。
この僕の影が指さしているところです。
登り始めるときはあんなとこまで行けるわけがないと思っていたので、指をさしてる場所が山頂だということを疑ってました。
心の準備ができたら自転車を取られないようにそこらへんの木に隠して
(雑だけど停めておく場所がないので仕方ない・・・笑)
いざ登山開始!!!
この時僕は、ここでこの景色だったら山頂に行ったらやばいだろうな〜〜♪ちゃっちゃと行こうぜ〜♪って感じに浮かれていました。
これから地獄を見るとも知らずに・・・。
自転車を置いたところから登山をスタートした訳ですが、スタート地点がすでに結構急な坂だったんですよ。
登山開始して15分ほどでその急な坂を登り終えたんですが、その時には既に息が切れていました。
思っていたよりもだいぶしんどくて、多分ここが一番の山場だなと思いながら進んでいると、こんな光景が・・・。
お分りいただけただろうか。
右下に「⬆︎Bishop and Clerk」と書かれた看板があることを...。
そうです。まだスタート地点にも立っていなかったんです僕は。
もうね、泣きました。心折れてます既に😭
でも諦める訳にも行かないので歩き続けました。
ここから約1時間半〜2時間ほどです。
最初の40分くらいは、ひたすらこいう道を歩きます。
下はでこぼこもしてなくて歩きやすいっちゃ歩きやすい。
ただ上り坂があったり下り坂があったりするくらいなので、ひたすら歩けばいいという感じでした。とは言ってもきついですけどね。
それが後半になるにつれてだんだん道が狭くなったり、坂が急になったり、道は石ででこぼこするようになってきてかなりしんどくなっていきました。
そして歩くこと約1時間、とうとう道は岩だけになりました。
ここまででただでさえ足がキテるのに、どんどん辛くなっていくんですよ。
特にこの岩ゾーンとか、一応矢印の看板は立っていますが、どこを示してるの?道はどこ?って感じでした。
なんとか頑張ってこの岩ゾーンをクリアしたところで、人とすれ違ったので「山頂まであとどれくらい?」と聞くと、「Not much more」って言われて約20分くらいって言われました。
それを聞いた僕は「あと20分ならいける。がんばろ。」と思いまた歩き続けました。
その後は岩がだんだん大きくなっていき、山頂に近づくにつれて登るのがきつくなっていきました。
まぁでも、あと20分だし余裕余裕と騙し騙しでさらに10分くらい歩いていると、またすれ違う人がいたので、あとどれくらいかもう一回聞いてみました。するとこう言われました。
「あと20分くらいかな〜」
うん。
えっと・・・
あと20分なら頑張れるってくだりはもうやってるんだよね10分前に。
と、心で思いつつ笑顔で「Thank you」と言いましたが
この時には既に87回心が折れていました。
まぁでももうラストスパートです。
途中でハート模様が付いた岩を発見して体力回復!!
なんてマリオみたいなことには当然のようにならずがむしゃらに歩き続けました。
最後の最後なんかは本当に大きい岩をよじ登らなきゃいけなくて、女の子じゃ一人で登れないんじゃないの?ってくらいの岩がありました。
そして・・・
いよいよ・・・
どん!!!
山頂に到着しました!!
所要時間:約1時間45分。
心が折れた回数:15011回。
使った体力:全部。
失った部位:両脚。
嘘つかれた回数:1回。
以上の記録をもって、登山に成功することができました。
山頂からの景色は口じゃ説明できないのでまず写真をどうぞ。
本当に本当に素晴らしい景色でした。
山頂には他に誰もいなかったので自分だけの景色を見ることができました。それはそれはもうまるで自分が世界の中心にいるかのようでした。
きっとここにくるまでの険しい道を乗り越えたからこそ
その分だけ達成感もあったし、見える景色も綺麗だったんだと思います。
山頂は絶壁で本当に危ないんですけど、山頂にいる間は疲れてることなんて忘れていて、岩と岩をジャンプしてる自分がいました。
自然のパワーって本当にすごいなと感じました。
がんばって登ってよかったです。
さらばマライア島
山頂から下山するのは対して難しいことじゃなかったので、約1時間くらいで下山することができました。
ちなみに、ウォンバットを最初に見たって言いましたが、その後もいろんなところで野生のウォンバットを見ました。
ほとんどのウォンバットが警戒心が強いんですが、中にはまったく警戒しないやつもいて、中でも一番可愛かったのは下山途中で会ったこいつです。
近寄っても全然にげないでご飯に夢中だし
お尻を向けてトボトボと歩いたりして可愛かった。
一緒に写真も撮らしてくれました。
ありがとうウォンバットちゃん。
ウォンバットにお別れを告げて、その後は帰りのフェリーの時間も迫っていたので自転車を返却してからフェリー乗り場をうろちょろ。
いい感じの道で写真撮ってみたり
クジラの骨で遊んだりして待っていると
一番最初に見つけたウォンバットちゃんがまだ同じ場所にいるのを見つけました。
このウォンバットちゃんは何時間もずっとここにいたのだろうか・・・。
こいつにもお別れを告げて、いよいよフェリーに向かおうとすると、またまた別のウォンバットちゃんが・・・(しつこい)
何度見ても可愛いですねこいつは。しかもカメラ目線。
あれ、もしかして、ウォンバット界のモデルさん?
最後の最後にありがとう〜
最後に
無事に全ての目的を果たして、帰りのフェリーに乗ることができました。
いや〜疲れた疲れた。
帰りのフェリーの中では寝てる人も結構多く、僕も死んだようにぼーっとしてました。笑
とにかくこの日は心身共にハードな1日でしたが
野生のウォンバットと触れ合えたのも
カフェオレみたいな岩を見たのも
自分だけの絶景を見ることができたのも
絶対に忘れない思い出になりました。
マライア島に行くのは少しハードなので
多分タスマニアに住んでなかったら知らなかったし行かなかったと思うけど
こういう機会があってよかったです。
まぁ、でも
もう一回行きたいかと聞かれたら
「絶対に行きません」
って答えます。
理由は1つ。
下山した時に、疲れすぎてテンションがおかしくなったからです。
そん時の僕がこちら。
きもい!!もうこうはなりたくない!!!
ばいばい。